>>@19[ぱっと遠ざかる背中の温もりに慌てて振り返ると、布団との僅かな隙間から紅潮した頬がのぞいていていた。触れたいな、と思いながらも、彼女とこうして同じ場を共有していることがまだ夢のようで――触れたら夢が覚めてしまうのではないかと怖くなって伸ばしかけた手を戻した]――良い夢を[彼女が目覚めた時に真っ先に見るものも自分であってほしいと願いながらソファで目を閉じた]