>>@15
[好き――という言葉に束の間思考が止まる。鼓動がやけにうるさい。
幻聴だろうか、と信じきれない心持ちで彼女の顔を覗き込むとその瞳は確かに自分の言葉を待っていて、考えるよりも先に思いが溢れた]
――あなたのことが、好きです。とても
[あまりにも拙い言葉でしか自分の思いを表せないのがもどかしく、そっと彼女の頬を両手で包み込んだ。
こつん、と額を合せる]
初めて会ったとき、知りたいのなら調べてみたら、と言われてましたけど、僕はあなたのことをもっともっと知りたいです
――――ずっと、一緒にいてください