[>>@14ぎゅう、と。苦しそうに胸元を握るヴェルを見て、耐えられず。そばに駆け寄ると、胸元を握る手に…の手を重ねた。大きさのさほど変わらない、華奢な手がよっつ]あっ、ヴェルちゃ……ちが、ちがくて。ちがうの。[触れた手があつくて戸惑う。胸が苦しくて、頭が沸騰しそうだ。……違わない。何も違わない]――……すき。[一度口にしてしまうと、止め処がなかった]好き。ごめんね、ヴェルちゃん。僕、ヴェルちゃんのことが、好きになっちゃったみたい……。