[弱々しくも頑迷な拒否の言葉。ヒトガタの抵抗は王にとっては児戯にも等しいだろう。圧倒的な力で組み敷かれ、流し込まれる何かに紛い物の自我が焼け付く感覚、啜り泣くように 「それだけは」 と喋った]「ガ……っ ぐ、う ルル ぎ 」[本来混じり合うことない魂のパーツ、それこそ拒絶しあう反発で記憶が壊れ砕けるのが当然の荒業。誰にもなし得ぬ不可能を可能にするのは、魔王の膨大な魔力と、ずば抜けた才気のなせることだった]