……忍耐、忍耐、忍耐。って、うわあああやっぱり我慢できないであります![ローレルに片足で跪くと、軍人はそっと彼女の手の甲を握った。その姿はさながら従者のようで]お慕いして申し上げております。ローレル殿。[手の甲に軽く口づけをした。声は軽く震えている。まさか、軍人たる自分が恋をする日が来ただなんて。なぜかヴェルの視線が気になり、そっと後ろを振り返った。視線は交錯しただろうか**]