― 遠くない未来 ―[諸々終え、結社員たちも村を出ていき、やっと一段落した夜に。 男は、カタリナと共に手を繋ぎ星空の下へと。 澄んだ空気は、二人の元へちらりら月光と風花を落とす。]……。[押し黙っていた男が足を止める。 空気は冷えているのに、繋いだ手だけがやけに暖かい。 言わなくとも、今のままで続いていけるだろう。 けども。 二人の想いを、ちゃんと重ね合わせたくて。]