[抱き寄せられた手で、預けた頭を撫でてもらえば>>@8.ゲルトの胸中は、今は知る由もなく。ただ、伝わり来る手のぬくもりに――…彼を護りたいと希う心は変わらずとも。これまでのような安心とは、少し異なるような気持ちの芽生えるのを感じれば。自分でもよくわからないまま、小さく身じろぎして。隠れるように、肩口にぎゅと顔を埋めた*]