参ったなぁ……、どこに誰といるかまでは、確実には分からないみたいです。[ せっかく音声で告白したのに…、と言いたげな顔で 確実に彼女にだけ伝わる声で、もう一度ささやいた。 ]だからトリーさん、僕の傍から、なるべく離れないでくださいね。[ それは、いつだって一人で何でも解決してきてしまう彼女に ずっと言ってみたかった言葉だった。** ]