[微かに空気をやわらげる、慰められるかのような薔薇の香りと、肩を抱くゲルトの手のぬくもりに>>61。身を預けるかのように、こわばりを少し解き、小さな吐息を零して] あの…私自身が、居候の身なのに申し訳ないけれど…。 リーザがいやではなくて、ルゥ兄が許してくれるなら。 彼女と共に暮らせたら、と考えていて…。