あらすじ>>+521(続ry
――次の日、ベルティルデは一輪の可憐なピンク色の瑠璃菊を用意して、ディーターを自室に呼び出していた。
――瑠璃菊の花言葉は「追憶」。
――もう戻ってはこない可憐なローレルに想いをはせながら、ベルティルデはその花を見つめている。
――これまでの自分に呆れながら……、これまでの自分を呪いながら……。
――ベルティルデは少し視線を外して、次に親友のことを思う。
――私の話を聞いたら、彼はいつものようにぶっきらぼうに、そして優しく声をかけてくれるだろうか。それとも驚いて困惑しながら、私に謝ったりするのだろうか。