あらすじ>>+408(続々
――だからベルティルデは、二人に様々な助言を与えてきた。
――あるときには、姉のように慕われているローレルからの悩みに対して。
――またあるときには、気の置けない男女の友情を結んでいるディーターからの悩みに対して。
――ベルティルデはその立場に満足していた。
――ディーターと接することは、ローレルにとってかけがえのない経験になるだろう、そう彼女は思っていたのだ。
――だが、あるときベルティルデは気付いてしまった。
――ローレルが女性として美しく成長し始めていることに。
――そして、ローレルがディーターに悩まなくなってきてしまったことに……。