[刃を交えるソマリとディーク。 その側に影となって付き従い、 彼らの戦いへ水を差そうとするものを打ち払う。 彼ら同士の戦いがどう推移しようとも、 そこへ干渉するつもりなど無かった。 全身全霊をかけた戦いの末に、どちらかが斃れるならば、 それが運命というものだろう。 残された側が、斃れた者の意志と共に生きていく。 自分の心を、彼らが確かに継いでくれたように。 どちらが生き残ろうとも、必ず相手の心を受け止める。 それは、信じて見ていられた。]