[なだらかな曲面描く盾は、実に効率的に銃弾の軌道を逸らした。 ソマリへと向かう弾をいくつも空へ弾き、地を穿たせる。 殺させはしない。 気迫だけで現実へと干渉していた。 生きていて欲しい。死なないでいてほしい。 一念を抱き、不可視の護り手となって傍らを駆ける。]