― 士官学校? ―…私がここにいる…そして、出発するまでは消失していたり、存在しなかったはずの建物…そう…か。そういうことか。[拠点だと思っていた場所。そこで自分の遺体と対面し、友人の声を持つ光は戦場の方角へと流れていく。]…………もし、亡くなった魂がここに集まっているのなら…[無意識に歩き出す。部屋を抜け、校舎を過ぎ…記憶と変わらない、馴染んだ東寮へ]