[――……ダーフィ。やわらかい声がした。振り向くと、ヒンメルが微笑んで、立っていた。夕暮れ時の市街地。買い物を終えて帰る途中。手に、彼の好きなものを抱えて](よかった)(……めるが、――…いなくなったかと、思った)[何故、あんな白昼夢を見たのだろう。メルはこうして、目の前にいるのに]