――意識の奥底で――[通信機に流れる音を、僅かな意識が拾う。>>*7その声音が、どこか儚く聞こえたのは、何故だろう。] ――――…ウェルシュ……すまん。 いや、元より俺が考えた策だ。 お前が気に病む必要はない。[そう声をかけても、彼の耳に届くことはない。悔しげな声音に、思わず唇を噛んだ。]