― 涙 の 記憶 ―
[偉大なる祖父、尊敬する父]
[優秀な兄弟][平凡な自分]
"上の二人は厳しく育て過ぎたかも知れないな"
"3人目は自由にさせたいように育ててあげましょう"
[そんな親心は今に至るまで知る由もなく]
なぜ僕だけ兄さんたちの様に求められない?
僕がだめな子だから…?
兄さんたちの様に優秀でないから…
父さんも母さんも、僕になんか何も期待していないんだ…
[両親の真心も伝わらず]
[世間に出ればすぐに比較され]
[ねじれていく心根]
優秀になれないなら…
誰にも期待されないなら…
僕が生きる価値なんて、
きっとどこにも無いんだ…!!