……理解できるからこそ、頼むから、そんな眼で見るな。
ユーリエが居たら、きっと手刀で頭をぺちんとされるぞ。
間違いない。兄として、保証する。
多分今日は、君の精神衛生上からも私は一旦下がった方がいいだろう。
また、用があったら工兵隊まで連絡をくれ。
すぐに駆けつける。だが、今は駄目だ。わかったな。
[静かなロビーは、オープンスペースだがある意味閉鎖環境。
自分の外見で妹を偲ばれても、とても残念な状況にしかならなさそうだと思い至り、ノトカーの頭を包帯ごとくしゃりと撫でる。
色んな何かを誤魔化すように、その場を*逃げ去ったのだった。*]