[>>+216>>+217過去を思い出すように目を細める砲術長の話に耳を傾ける。兄からは親友だという人の話は聞かされても、兄が彼にどんな話をしていたかなんて教えてくれなかったから。秘密だよ、と笑う兄の顔が思い出されて、少し切なくなる。]…そうだったんですか。一体どんな話をされていたのか、気になってしまいますが。[やんちゃをしていた頃の話をされたかもしれないと思うと、恥ずかしい。柔らかな微笑みからは、きっと今でも色褪せぬ時間なのだろうと推察されて。]