[彼女の姿を探し求めて辿り着いた先。そこは、己が“弟”と、友の“弟”が撃ち合う場。] ベリアン――… ライナー――――……、[どこか声を震わせ、二人の間に呆然と立ち尽くす。行き交う銃弾は虚ろな身体を通り過ぎるだけの筈なのに。どうしてだろう、まるで肉体を撃たれたかのように痛みを伴ってしまうのは。]