わたしも、 わたしとわたしの技を否定しない主に仕えて、 邪魔を仕掛ける気もないほど専門分野の掛け離れた同僚と 愛想のいい御用聞きにも恵まれて、 邪悪な魔導士には、ならなかった──なれなかった。[ですね? と同意を強要するようにファミルを見やった。]