[だから戦争が始まった当初。敵指揮官の暗殺案が出た時に、彼は彼自身の理念とは別に。フレデリカの手を汚させたくなくて、暗殺にあそこまで強固に反対したのではと思っていた]あの後さ、俺、お前とフレデリカのこと、どうなってるのか話したかったのに……。結局話せないままだったな。[止むを得ない。自分も彼も部隊への指示やら、本国の連絡やらやらなければならないことがたくさんあって友とゆっくりする時間も持てなかったのだ]