ディークとフレデリカの交流が
公国に戻ってからも続いていることは、
ディークとサシで呑んだ時にでも話しをしただろうか。
フレデリカを語る時の彼は、
とてもフレデリカを大事に、
眩しそうに見つめているように感じた、
それゆえに2人の間に何かあるのではと思いながらも、
リエヴルの件もあって彼と色恋沙汰の話をするのは
自分からは避けていたから。
実際のところを知ることはなかった。
ちなみにそこまで2人の仲を想像しながらも、
フレデリカが女性であることまで思い至らなかったのは、
自身の性癖が邪魔をしていたのだった]