…うん。[ヤコブ>>+201に短く頷く。ゲルトが壁を叩く音が響いた。]”始まった騒ぎはもう収まらん。どちらかが絶えるまで。”[以前聞いた赤い声が甦る。]ごめん、なさい。後始末を全て任せてしまって。[呟くような声は、隣にいるヤコブの耳に漸く届く程度の大きさだった。その代わり、伸ばされた手の温かさに気付いて、ぎゅっと握り締める。]