[見ている目の前で、またリエヴルの琥珀が滲んで涙が頬を伝う>>+194俺は一体、何度リエヴルを泣かせれば気が済むんだろう――。心の中で自嘲する。だけど恐らくリエヴルは、完全に忘れているのではないだろう。あの全てが光り輝いて、憂いなど何もなかった士官学校時代まで彼の心が戻っているのなら、涙を流すことなんてないはずだ]