[ふと耳を澄ませば。友の声が――…否。友とよく似た声が聞こえる。] ライナー……、[つい、かつての友が呼んでいた名が口を告いで出る。彼の想い>>59>>60は、とても眩しくて。つい、表情が綻んでしまう。] エトヴィン……お前の弟、立派になったな……。[今ならば、自分の声はかつての友に届くだろうか。昔から、自慢の家族と言っていたが。今ならば、自分もそれに同意出来るだろう。]