人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


【墓】 商人 ファミル


 ………。
 俺はガキの頃、一族郎党集落ごと壊滅したんだよ。
 それは…拓ける扉でも壁でも道でもない、ただの破壊だった。
 
 だから、自分でどうにもならないものを痛感しちまってるんだよ。
 
[ゆえに最悪を想定し、それから逃げ回るのだ。
走っていなければあの日の慟哭が、
逃げ投げればあの日の地獄が、
たちまち蘇ってこんどは己の喉元を裂いてしまう、
そんな恐怖に囚われる。

沼から這い上がる為にもがいているだけで、終わってしまったけれど。]

(+198) 2014/04/09(Wed) 21:43:29

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