[膝の上に置かれた先輩の手に自分の手を重ねてみる。固くてごつごつした大きな手。百戦錬磨の手ってやつかな…わたしのとは大違いだ。今はその思いは胸の内にしまい、声を届けようと続けて訴える]思い出してください。目的を同じくして、ここへ辿り着くまでに斃れた仲間の事を…彼らが託した思い、我々はそれを継いできたはずです。