[確かにディークの言うとおり、自分たちはとうとう最後まで変わらなかった。だが、お互いに変わらないということはどれだけ素晴らしいことだったのか。平和な時代は、戦を求める空気に取って代わられ。彼もまた好敵手から、はっきりと敵方に変わり。そして、こうして命を落としている世界までもが変わり。彼と決着をつける機会はもう二度と巡ってこない――]