────………[呆けるようにそらを見上げる。ここに居る時はずっと俯いていたから、こんなにも煌く夜空が見えるなんて知らなかった。星一つ一つの瞬きが、王より賜る光のように見えて。一つ一つの瞬きが、王の下へと向かった魂のように見えて。今まで受け取ってきた想いの主達が、空から見守っているように思えた]