― 湯殿 ―[時には耳たぶを舐め、甘く食み、白絽候の欲を高めんと愛撫する。中心の熱は昂ぶっているだろうか。昂ぶっているなら猫のまま、いまだ昂ぶらないなら人の姿になって、少しでも悦んで貰えるようにと自らの口で昂ぶりを与えんと、更に気を遣るようにと愛撫してゆく…――]