[会議の席上では、
ディークがローズクオーツの通信石の話に触れる>>4:330
それを聞いても、ベリアンもレナトもフレデリカも一言も発せず。
彼らが内心どう思っているのかは窺いしれなかった。
あの時自分は、理性ではなく感情に突き動かされていた。
いずれリエヴルと戦場で逢うことになることは、
自身の身分からも、彼の身分からも、十分予測できていたのに。
彼の名を書面で見た途端に動揺して、単独で出撃するという行動に出てしまい、
あげくのはてに大事なそれを彼に渡してしまった。
その現場を見ていたフレデリカも何も口にすることはない]