[ヨアヒムと黒い男との間で交わされる会話。耳を傾ける余裕は無く、幼馴染>>+140の怒りに混乱した頭で今までの会話を反芻する。] あ、ありがと……。 それは違う。[差し出される手>>+162を咄嗟に掴みながら、大きく頭を振る。その声に悲しげな音を聞き取って、幼馴染の手をそのまま握り、金色の目を見詰め。] それは違うよ。[もう一度繰り返す。]