[ぺりぺりとみにぺた君が、抱えたメモ用紙を捲れば、そこから新たな文字が浮かび上がる]
【こころのこりとか ない?】
【よあひむ とか いいのこしてる ことは?】
【りかいと なっとく べつもの ってかお してる】
【いちおーおれ きょうは くららより だぞ?】
[ぺり、ぺりり、ぺりぺり――
真実はより当事者の愛犬共に聞けばいいし(実はディーターも人狼と名乗り上げてた事実を思い出し漸くクララもと思い至れた)、既に根掘り葉掘り聞きたいとも思わず。
徒それよりもこういう時のクララの心情は、自閉気味自罰気味になりそうだなぁ。あいつ大人しい奴だし。そういう幼馴染として完全に的外れでは無かろう心情予測に基づいて、試しに相談乗せさせてみるか。そんな心境によりメモの言葉はぺりぺりと捲られていった**]