― 談話室 ―
[遠隔操作(?)で動いているみにぺた君は、
どうやらあちら側の者達をびっくりさせることはできないらしい。
厨房からはコーヒーの香りが漂ってきても心を動かされることなく、
やがては談話室に辿り着く]
まだみんな揃ってないのかな……じゃあ揃う前に。
何でも……とはいかないけど。ある程度は答えるよ。
[たとえば。
残る人狼が誰なのか、という問いには黙秘を決め込むだろう、と思案しつつ、
机の上のスケッチブックが視界に入ればそれに手を伸ばしかけて――慌てて引っ込める。
あれを手に取って生者達がびっくりするようなことになってはいけない。
誰かが手に取ってくれるのを待つように、
時折ちらり、とクララの視線はスケッチブックに注がれる**]