【墓】 旅人 ニコラス

― パン屋『ハティ』前 ―

[既に幽体なので建物でも床でも自由にすり抜けられるはずなのだが、いつもの習慣でドアから外に出る。
そこでリーザとばったり出くわした>>+157。]

リーザ、さっきぶり〜。

[村へ帰ってきた日に言われた挨拶>>0:861を口にしつつ、”オットーさん、中にいるから。”と教える。
そのまま立ち去ろうとしかけた直後、大切なことを思い出して、改めて声をかけた。]

そうそう。リーザからもオットーさんによーく頼んでおいてよ。またお店でパン焼いて欲しいって。
オットーさんの作るパンは美味しいから、幽霊の体でも食べたいよね？

[突然思いつきレベルのお願いを口にしながら、”頼んだ！”と両手を合わせると、ふよふよ地面から軽く浮く歩行方法で移動した。

因みに彼女が口にした>>+158ときには、既に声の届く範囲にいなかったので、何も聞こえなかった。安心して欲しい。*]