…。
[突然試すようにこちらを見る黒服の男を無言でじーっと見つめる。
何故自分にこのような言い方をするのか。第一男とクララとの関係は一体どういうものか。
全然理解できなかったが、たっぷり時間を置いて答えた。]
そう、だね。一度仲間として手を差し出したなら、最後までちゃんと責任を取れ。
お前はそう言いたいんだろうか?と解釈している。
だけど、僕が一番傍にいたい人は他にいるから。彼女が行くべき道に進むまで、一緒にいることはできないよ。
[これだけは譲れない、と真っ直ぐな視線で訴えたあと。]
あともう二つほど、言いたいことがある。
[一旦言葉を切り、真面目な視線で男を見上げる。]