[それ以上の追求には、随分と面倒な場所にまで踏み込む必要があるだろう。土足厳禁な領域にズカズカと――…その手の面倒は御免蒙りたい] 俺は、銀嵐の中呼べば、どこでも出てくるさ。 宿屋の中なら、みにぺた君を探してくれ。 ……あぁ、あと…… 次に会う時は、是非ともブラックを持参してくれ な。[話に区切りが見えると、二人も宿へと踵を返しだす様子で。吹雪渦巻く銀嵐の中、そうして彼らを見送っていただろう]