[ノーラが何か本を見つけたようだ。>>+137>>+138
もしかしたらハーランが先に読んでいたかもしれないが、そうであるなら、シルと彼の後ろからひょいと覗きこむ。]
絵本?
音声データもついてるのか…
シル、再生してもらってもいかい?
さっきから色々頼んじまって悪いな、
怪我してんのに……
[申し訳ないが、今の自分たちには出来ないことなのだ。
彼の様子は心配ではあるが、頼むしかなく、
痛む様子などは無いかと、心配げにその顔を覗きこみながら。
絵本レベルなら自分でも読めるが、いささか心もとなかった。
やはり、音で聞きたい。
音声が再生されれば、流れ出したのは所々かすれた、幼い少女の声だった。]