[少女は少し考えてから、彼に提案する。]ステファン、今度は同時に私達の魔法をぶつけてみませんか。正反対の属性の魔法を同じ出力で浴びれば、あの巨神とて無事ではいられないかと。水と火では相性があまり良くないので私は氷の魔法に致しますわね。[少女が選択したのは無数の氷刃を呼び出す魔法。水より一段階発展させる分、彼の炎と合わせても簡単に沸騰してしまう事はないだろうと。]