[目に入ったのは一冊の絵本。
それはアースガルド語で書かれた古い絵本であった。]
シル。この本何かありそうだ。
取ってくれないかな。
[シルに本を取ってもらい、パラパラとまずはめくってもらう。埃が舞うくらい古い本で、音声データがついているがそれすらも所々壊れて聞き取りづらい。
発行年数は約25年前で、中身は半分ほど焼き焦げていた。
そして、焼き焦げた跡とは明らかに違う赤茶色の染みも見られ、読むのは難航しそうだ。
アースガルド語が読めるというハーランを呼び出し、この絵本のことについて伝える。彼なら読めるだろうか。]