[>>+121苦笑を溢しつつ、向けられた質問への答えは一つだけ。]
――はい。
[あの状況で、自分に出来る限りの事はした。と、そう思う。
運んでくれたのは…にはほっとしたようにそっと笑みを浮かべ、泣いて貰えた、には慌てふためく。]
…っ、見ておられたのですか。
軍医殿には情けないところをお見せしてばかりな気がします。
[二人の死を見、更にもう一人の命が消えようとしているのを目の当たりにして、随分取り乱してしまった。
それ以外にも復讐心を胸に秘めている事を知られたり、随分と感情の振れている姿を見られた気がする。
目を逸らし、紡がれた言葉には黙って眉を下げた。]