― 邂逅 ―[幼馴染の周囲のほんの一端に触れながら、笑って、歩いて。何でもない事を愛しげに語りながら、たどり着いた先で。>>+129ごめんねと、隠し事への文句には謝罪して。>>+130弟の事を言われると、うん、と薄く頷いた。]だから私は、安心して行ける。[出て行ってしまった姉は、必要ないのだと。それは喜ばしく、そしてさびしい。]