>>+124,+119
[指の細さをいいことに、ローレルの口腔を弄り回した。
牙に変わるべき犬歯を撫でたり、つついたり。
根本を見てみるね、と云って指腹で歯茎をなぞったり。
舌も関係あるのかも、なんて出鱈目で、指先でつまんで感触と温度を愉しんだり。ひとしきり色々試してみた。]
……うん、楽しかったちがう、口のせいじゃないみたい。
でも爪も、出せないのね……ふぅ。
ローレルから血を貰って知ってるんじゃなかったら。
まるで人間みたい、って思いそう。
[残念そうな、困ったことだというニュアンスで。
『人間みたい』というフレーズを口にする]