[会議室で狂う三人を見て思う]
人間でなくとも、心はあるのか……?
[中庭で話した職員達の仲間と同じとは思えないほど感情を露にして狂う三人に驚愕する。
そこでふ、とローレルが倒れた時の自分の感情を省みる]
俺は、バグが生きてて喜んでた……。
無関係の女の子が二人も死んだって言うのに、ホッとしてた。
俺は……、俺も……。
あの職員達と、変わらないのかもしれないな。
[気付いてしまった感情を苦々しげに吐き出し、拳を握り締める。
――無関心。それはある意味最も残酷な感情。
あの職員達も無関心だからこその対応なのだと、そこに自分とどんな感情の差があるのかとダーフィトは人知れず葛藤した]