……ああ。 役目を帯びた家に、長子として生まれた。 それだけの理由で、俺の未来は決められちまってた。 だから、希望なんてない、と思って閉じこもってた。 そんな状況でぐるぐるしてた所から、人に引っ張り上げてもらえたから、何とかなった……それだけさ。[>>+125 ふ、と、浮かべる笑みは苦く] ……羨ましい……?[寂しげな笑みと共に紡がれた言葉に、緩く瞬いた。**]