[ぎこちなく動いた口元は、いつもの顔を少しだけまねているけれど、
それは殆ど反射のようなもので、上手く出来たかは分からない。
けれど、そのときどうしてか、Nルームにゲオルグが現れたときに、外に出ようと提案されたときのことが、ふ、と過る。
――… 過っただけで、その先を考えることは、出来なかったけれし、
映像を見ていた彼の様子に至っては、横を見る余裕はなかったから、分からずにいるのだけれど。]
次、行かなきゃな。
またああいう、蛇みたいなの、
出てくるかもしれないし、
[話すうちに、その口調は次第に確りとしたものになってゆく。
エリアを移動するなら、どうしても、その途中クレステッドの姿を探すだろうけれど、
それでも、次にしなければならないことは。]
――ありがとな。
[そう言って、皆が移動をするのなら、其方に向かおうとするだろう。]*