[>>+120返ってきたのは否定。
浮かんでいるのは笑顔だったが、確りと否定するように首が振られ。]
……兄の親友の貴方を、撃つ事になるとは思いませんでした。
[感情的には撃ちたくなどなかった。
けれど彼に軍医が撃たれようとする中、それは許してはいけないと思った。
弟と聞けば、無意識に曹長の顔を探した。
自分が止めた工作員は彼しかいない。]
――…っ。
感謝されていいのでしょうか。
[この手で殺した彼が砲術長の弟だと思えば、胸がじくりと痛む。
やはり、身内には生きていて欲しかったのではないかと思うのだ。]