………、[ぼう、と其方を見返す土色には色がなくて、何かを言おうとした気がするのだけれど、最初は何も、結び合わせることが出来なかった。少しして、習い性のように、だいじょうぶ、と唇が動いた。けれどもそれも声にならなくて、三度目] ……大丈夫。[多分、今度は、声が出た。]