【見】 【墓】 情報屋 アリスバック

――　時には昔の話をしたいとか　――

[……やがて彼女はゲームの観戦をやめ、
ひとつの場所に向かって歩を進める。

メインサロンの一角にある医療スタッフルームである。
ここを詰め所としているスタッフが忙しく立ち回っているのは把握している。
誰かがログアウトした、となれば、真っ先に、
そのひとの体調をチェックしに行く>>+124>>+125のも医療スタッフの役目であるからして]

　　すみませーん、お忙しいところ失礼します。
　　こちらにレト・シュトラウス先生はおりませんかー？
　　いなかったり、あとは、
　　お取込み中でしたらまたあとで来ますけどねえ。

[ひょっこりと顔を見せる彼女は、
眉を下げた表情でそう言いつつ一礼する]